キツネ子的地球の歩き方

女ならではの海外旅行記でございます♪ 後悔NG! やりたいことやっちゃえ!

ウイグル・カザフ⑬明けましておめでとう!

22:30、身支度を整えて、カウントダウンのために町に出るぞ~!!

楽しみすぎるっ♪

結局おしゃれな服はなんもないし、素敵なバーやクラブにたどり着けるかも謎・・・。

とりあえずー。

賑やかそうな場所を目指そう。

なんせ、アパート近所にあるスーパーマーケットの色使いが派手で可愛くてテンションあがるっ↑↑↑

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花火がいっぱい売られてる。

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 期待していた通り、カザフスタンはまだクリスマス前でした。

ロシア正教のクリスマスは1月だって聞いてたから、やってると思ってたのよ~!

クリスマスの飾りつけを見ると、やっぱりワクワクしちゃいます。

20代の頃よりはこの時期のパーティーも減ったけど、やっぱクリスマスいいなあ。キツネ子、クリスチャンではないけどね。

とりあえず今はスーパーをスルーして、カウントダウンにぴったりの場所を探そう。

ところが、なかなかパッとした場所に出ないし人通りもない。

ネットから引っ張った地図はあったけど、道路の文字も読めないし・・・。アパートは町の中心なんだけどなぁ。

途中、アナ雪の汽車を発見。

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明かりを目指して数分歩く。夏の夜に、虫が明かりに集まってくる気持ちが分かった。

すると、前方になにやら大きな建物が。大きなツリー、サンタクロースが展示されている!楽しそうなのでそこに行くことに♪

Government House of Kazakh Soviet Socialist Republicというところでした。

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人がいっぱい!

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へー。カザフスタンの人ってこんな顔なのかー。欧米系からアジア系まで。

で、ここ人がいっぱいいるんだけど。


大勢の人がロケット花火や打ち上げ花火を打ちまくっている。

しかも手持ち。


うかうかしてたら本当に頭上すれすれに花火が飛んでくるので、

今後行く人は十分に気をつけてください。

キツネ子も、

ふと振り向いた瞬間に、3メートルくらい先にいたおっさんの花火が顔の20センチほど横をかすめて飛んできて、まじでfurious。

でも、ここは外国。自分の身は自分で守らなければ。

そして実際花火が飛んできてギャーギャー言ってたのはキツネ子とAちゃんだけだったよーな。

しばらくわいわいした雰囲気を楽しんでいたけど、とっても寒いのでどこかでご飯を食べることに。できればスパークリングワインで乾杯とかしたいし。

Government House を後にして、お店を探して歩く。でも、大きな通りを歩いてもほとんど閉まってるんだよなー。迷い込んだ場所が悪いのかしら・・・。

やっぱ人も少ない。

しばらく歩き回った後、諦めてこじんまりとしたガラス張りの小さなレストランに入った。おしゃれとは言えない、アットホームな軽食を食べるようなお店。中には数人のお客さんが。

メニューは英語でも書かれていたので、Aちゃんがトルコで食べて美味しかったと言っていたスイーツと、店内にあった鶏のケバブ、スープ、ソフトドリンクをオーダー。

お店のおばちゃんは優しい笑顔。お値段は1500円くらい。物価はそんなに高くないみたい。

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お料理の味も普通に美味しい。

もうすぐ12時。お店のカウンター内では、店員さんたちが楽しくお喋りしてる。これも、中国のようにけたたましく大きな声で喋ってるんじゃないので、なんか落ち着くなあ。

そしてとうとう12時に。

Aちゃんと二人で、明けましておめでとー!と乾杯。

後ろの席から声をかけられたので振り返ると、お兄さんたちがグラスを掲げて何か言っている。え?って聞き返すと、

“С Новым Годом!! ”

明けましておめでとう、の意味らしい。発音があまり聞きなれなかったけど、

スノーヴィムゴードン!

って聞こえた。

キツネ子たちもスノーヴィムゴードン!って返して、お店の人たちともみんな声を掛け合って、とっても和やかな雰囲気。

「どこから来たの?」

とお兄さんたち(っていってもおそらく年下)から聞かれたのでJAPANって答えると、あ~!ヤポーン!みたいな感じだった。


窓の外では、花火が飛び交っていた。

基本的にキツネ子はクラブでのカウントダウンが多いので、今回は派手な年越しではなかったけど、なんだかあったかい感じでこういうのもいいなあ(^^)f:id:marybeth:20180113185356j:plain

 しばらくすると、お店の店員さんと話をしていた鮮やかな水色のダウンを着た女の子が「どこから来たの?」と片言で話しかけてきた。

日本と答えると、

「日本~!私は今日タジキスタンからアルマトイに帰ってきたの。弟がここで働いているの。」

カウンターにいる若い男の子が、女の子の弟らしい。彼女はタジキスタンで、カンフーの先生をしているんだって。たくましー!

女の子はお店の店員さんたちに、キツネ子たちが日本から来たと通訳。

みんなにこにこ。

カザフスタンの人たちって、すごいにこやかで穏やかなんだな~って思った。

お店の店員さんと、カンフーガールちゃんと。

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カンフーガールは人懐なつっこくて、何かと話しかけてくれる。年は20代後半。

キツネ子たちが食べ終わった頃に、近くの席に座っていた二人の男の子が帰り際に1本のロケット花火をくれた。

キツネ子たちもそろそろ出ようか~とお会計。

外に出て花火をやろう。

カンフーガールがお店の人にライターを借りてくれて、店の外で3人で花火に火をつける。ところが・・・湿ってるのか、ぜんぜん点火しない。

うーん。

あんまり除きこんでも危ないし。

残念・・・。

ちなみにここにも他人が打ち上げてるロケット花火が飛んでくるので要注意(笑)

 

と、数メートル先でさっきの花火をくれた男の子二人がタバコを吸っているのが見えた。

「ちょっとー!この花火不良品だよー!」

「こっちに来て火をつけてよー!」

と叫ぶと二人が戻ってきた。

彼らも花火に火をつけようと試みたけど、やっぱり無理。少し話しをしてみると彼らも人懐っこい。今から5人で遊びに行こうってことになった。旅行先での楽しみの1つはこれなんだよなー。

現地の人と遊ぶのってキツネ子は大好きです。

 

数カ国を旅しているけど、未だに危ない目にあった事はない・・・。

自分でも思うけど、キツネ子は動物的カンが結構鋭いんじゃないかと。

直感で、この人いける、この人は関わらない方がいいってのがある。

キツネ子の母も、「あんた外国でよく現地の人と遊んだりしてるけど、本当に危ない目にあったことないの?」って不思議がっていました。

(それは現地で仲良くなった男にガードされてるからってのも多いのだが・・・。)

自他共に認める恋多き女です。

異国でのTEMPORARY LOVEの何が悪い?

 

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左がカザフボーイ、右がロシアンボーイ(どちらも未成年)。

とりあえず、向かったのはさっきも行ったGovernment House 。大晦日の定番なのかな?

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Government House を一通りうろうろした後、クラブに行きたいと言うと連れて行ってくれることに。

ちなみにボーイズはほぼ英語ができないのでカンフーガールが一生懸命片言で通訳をしてくれている。

ありがとう!

おそらく学校で英語習ってると思うんだけど、

本当に全く英語を喋らないお二人。

 

タクシーを捕まえて後ろに4人でぎゅうぎゅうに乗り込む。

このカザフのタクシーなんだけど・・・。

なんせBGMの音量がめちゃめちゃデカイ!

大声で喋らないとまじで聞こえないレベル。

さらに街中だけどめっちゃスピード出す。(笑)


後から教えてもらったのだけど、カザフスタンでは一般の人が(小遣い稼ぎに?)タクシー業をしているそうで、有料のヒッチハイクのような感じだったっぽい。

もちろん普通のタクシーもあります。どうりで、カザフスタン滞在中にタクシー(と思って乗ってたけど)の助手席に誰か乗ってたりしてたよなぁと。

 

とりあえずクラブへ♪

しばらくタクシーを走らせ、一軒の店の前で車を止めて、カザフボーイが降りてお店をチェック。すぐ戻ってきて、NOみたいなかんじで違う店へ。

それを2回ほど繰り返し、やっとGOサインが出たのでみんな一緒にあるお店に降り立った。

しかし、中に入ると・・・。

ん?

ここは老人のダンスパーティーの会場?

セピア色の照明、ミラーボール、中年グループのバンド演奏の中、ダンスホールのような広いスペースに二組のご老人がゆっくりとダンス中。中年層のお客さんが10人くらいテーブルに座ってダンスを見ながらお喋りしている。

キツネ子たち5人も椅子を勧められたのでとりあえず座ってみる。

が・・・。

想像してたんと

違-----う!

とりあえず踊ってはみたけど・・・・。

全然乗れねぇ。

この音楽隊じゃあ・・・。

ボーイズも何かが違う、と思っていたらしく、15分ほどでお店を出ることに。(笑)

もう一軒回ってみたけど、なんか同じようなかんじ。さらにそこはより食堂感が出ていた。(笑)

どうやら、誰もクラブに行ったことがなかったみたい。

そうだよなー、日本でも誰もがクラブ遊びしているわけじゃないもんね。

と、ここでボーイズが、友達の家でパーティーしようぜと提案してきた。

よく分からないけど・・・。

まあ、いいよってことでとりあえずボーイズが仲間を呼ぶことに。

カンフーガールが、

「私がついているから大丈夫よ。」

と真剣な顔で言ってくれた。キツネ子たちがちょっと心配になったのを感じとってくれたみたい。頼もしいなぁ。

そして、ボーイズたちも普通の若者ってかんじで、ガツガツしたかんじはなかったし。ちなみにキツネ子は、ロシアンボーイはちょっと可愛いなあって思った。きれいなアジアのお顔だったし、優しい好青年。日本にきたら絶対モテると思う。f:id:marybeth:20180126234611j:plain

しばらくしてお友達の車が一台やってきて、

またぎゅうぎゅうに乗って、音楽ガンガン&飛ばしまくって

あるアパートに到着した。大きな道路沿いにあるアパートで、通りの向こう側にはZARAがあるのが見えた。

部屋について鍵を開けると、中は真っ暗。

誰もいない。

車で迎えに来てくれた男の子の家かなと思ったら、

別のお友達の家らしい。

え?どゆこと?

鍵持ってるし。(笑)

家の人は休暇中で旅行らしい。

自由な文化(?)、

カザフスタン

 2LDKのこじんまりとしたお部屋で、ソファとローテーブル、テレビしかないシンプルなリビングに入った。2人のボーイズがお酒とお菓子を買ってくるけど何がいい?と聞くので、ポテトチップスとコーラをオーダー。

 

残った4人で話をしていると、カザフボーイの名前は「ヨシミツ」と言うらしい。本当にヨシミツ?

それ日本の名前でしょ?と聞いたけど、へらへら笑いながら「ヨシミツ」と言うばかり。

本名なのか分からないけど、ヨシミツとすることにした。彼はお笑い担当のようなキャラで、基本笑ってる。

てゆーか、若干ラリってる?

今になって思うと、カンフーガールがいなかったら家まではついて行ってなかっただろーなぁ。なんせ何喋ってるのか分かんないし。

買出し組が戻ってきたのでみんなで乾杯!ボーイズたちはコニャックを持ってきてロックで飲みだした。寒い国だからお酒に強そう。

カンフーガールはコーラ。おそらく、もし自分が酔っ払ってキツネ子たちに何かあったら・・・と思ってくれていたんだと思う。 f:id:marybeth:20180113204504j:plain

 

 おつまみのひまわりの種。いろんな国で食べられてると思うけどキツネ子は初。そのまま食べたらみんなが大爆笑。殻を剥くとは知らなかった~。

その昔、柿の葉寿司も柿の葉ごと食べていたキツネ子ですから・・・。

何事も経験ですね。

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無口なお仲間は、途中マリファナのジョイントを作って吸い出した。キツネ子が吸ってるように見えますがこれはソファの柄です。やったことないです。

聞くと、合法ではないけど、けっこうみんな普通にやってるんだって。やはりヨシミツもやってたのかなー?ここではやってなかったけど。

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 お喋り、トランプ、モノマネ(国際的なんがいいと思い、タイタニックの終盤、ディカプリオが沈んでいく時のケイト・ウィンスレットの演技。中3くらいん時のネタですわ。)、歌を歌ったりして、結局3時くらいに帰ることに。

 みんなが、明後日山に連れて行ってくれると言っていたのですが、とりあえずそれは断ることに。行ってもよかったんだけどね。スケートもできるよ、と言っていたので観光地であるMedeu Skating Rink and Ski resortのことっぽい。

残念そうにしていました。

 

このアパートからキツネ子たちのアパートまで歩けるということだったので、マリファナ野郎以外の5人でぶらぶら歩いて行くことに。

さらに帰り道、カンフーガールが、今から私の家に泊まりにいらっしゃいよ!と熱心に誘ってくれました。

もう泊まるところがあるから丁寧に断ったけど、国際バスで出会ったアセットといい、家にまで招待してくれるなんて、カザフスタンの人たちって本当に親切だなぁ・・・。

アパートに到着し、分かれる時に連絡先を交換して、

「何か困ったことがあったら電話してね!」

って、もうおそらく合う事はないのに言ってくれたカンフーガールちゃん。本当にありがとう。

そして、Aちゃんには3年たった今もときたまヨシミツから電話がある。(笑)

でもヨシミツは英語が話せないので、電話に出ても笑ってるか、無言か、もしくはカザフスタン語で何か言ってるかなので、Aちゃんはうっとうしがってる。(笑)

よっぽどAちゃんのことを気に入ってたんだろうなぁ。(笑)