キツネ子的地球の歩き方

女ならではの海外旅行記でございます♪ 後悔NG! やりたいことやっちゃえ!

ウイグル・カザフ②ウルムチ上陸

 早朝3時半起床。結局2時間も寝てない。

ささっと用意を済まして4時過ぎにフロントへ行ってタクシーを呼んでもらおうと思ったら・・・。おお?

先にフロントと話をしていた男性、タクシーを手配してる!

アクセントからして日本人なので、

すかさず

「私たちも空港なんで一緒に行ってもいいですかぁ~☆」

タクシー代節約!

そのお兄様は虹橋空港第2ターミナルに行くとのこと。キツネ子たちの目的地、第1ターミナルはその先で少し離れてるけど、知らない土地でのタクシーはあんまり好きじゃないので心がラク。タクシーはメーターをちゃんと使ってくれたので安心。

でもこれ、アジアでは男性客がいるかいないかでけっこう金額が変わってくるので良かった。まぁ、キツネ子の経験上のことなんで一般的にどうなのかは知らないけど。

 

早々と空港について、売店でパンと水を購入。ここからもLCCだから機内食は出ない。7:00発で、13:55着。7時間のフライトかぁ。

中国広い!とにかく寝るしかない。

国内線なので、出発まで暇。免税店ないし。退屈~!

とにかく座ってだらだらAちゃんとおしゃべり。

イケメンもいねーなー。

キツネ子とAちゃんは日常的に恋の始まりを探しております。

 

と、ここで目を疑う光景に出くわす。

待合室にあるゴミ箱の上に、母親が小さな子どもを掲げている。

「!?」

子ども(男児)、ズボン履いてない。

ゴミ箱の上で、オシッコしてる・・・。

えっ。

すぐそこに、トイレありますけど!?

気持ち悪いし臭ってきたら嫌なので、遠く離れたベンチにすぐさま移動。

That's China!  

おええぇえ…

お尻に丸い穴が開いているズボンを履いていないだけマシなのだろうか・・・。(この時期に履いたらお尻が凍るもしくは生殖機能が不能になるかもしれませんが。)

数年前桂林に行ったとき、町中で尻出した子どもが路上で用を足していたの普通みたいだったし、室内のゴミ箱でしても誰も何も思わないんだろうな・・・。

本当に日本に生まれて良かった。

 

気を取り直して、いざboarding!

日本から来たときも春秋航空だったけど、

あれ!?狭っ!

中国国内のん、狭っ!

ピーチより断然狭い。3人掛けx3人掛けで、私たちの横におっさんが座った。

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道中、寝ては起き、喋り、の繰り返し。途中、客室乗務員数人による上半身のラジオ体操みたいな時間あり。周りがけっこう素直に体操していたので我々もやってみた。

数時間たって着陸。

あれ?どうやら西安経由だったらしい。乗客半分くらい降りていって、すぐにまた同じくらい乗り込んできた。

途中、数回体操を挟んでウルムチに到着!!

 

とうとう・・・。

来てしまった!

この地に!


ちなみに、ウイグル自治区に来てしたいことといったら、古くからの暮らしが残るトゥユクという村に行きたいってくらい。あと、時間があればトルファン

現地の友人によると電車で2時間ほどで行けるらしい。本当はカシュガルに行きたかったけど、お金と時間の都合で難しかった。(だいぶん端っこの中央アジアの方。)

 

ウルムチの空港では、宿泊先からお迎えが来ている・・・はず。なんか年末でバタバタしてたから細かい打ち合わせしてなかったけど(笑)

初めてair b&b を利用してみたら、ウルムチでめちゃめちゃ評判いい人を発見したのです。お迎えも無料。なんかロマンティックな部屋に住んでる男性。当時まだ民泊やair b&b知名度が日本であまりなくて、周りからは、

はぁ?

知らない人ん家に泊まるの!?

ってさんざん言われたけど、キツネ子はむしろそういうの興味ある…。

ウルルン滞在記してみたいっ!

 

てゆーか、ウイグル情報がネットも地球の歩き方でもほぼないので、現地人と一緒にいた方が色々と都合いいだろ!との考え。

Couch surfingは、無料だからなんかヤダ。無料より恐いものはない…。ドタキャンしても責任ゼロだしね。

air b&bはお金も発生するし、間に会社も入ってるから、ま、そっちよりマシだろ~♪

とりあえず現地の友達もいるし!

 

んで。空港でトイレに行ったら。

OMG! 月のものがスタート!

今から旅が始まるのに~!

やはり来やがったか…。

これはきっと、浮気するなよ、という神様からのメッセージだと受け止めよう。

 

荷物を受け取って、いざ。ドキドキ。

扉を出るとー

「キツネ子」と書いた紙を広げて待つ、大柄なアジアな感じの男性が。おお!彼か!良かった~!

Helloとか言いながら歩み寄ると、

「いやー、実は僕、M氏(ホスト)の友達なんだよね。彼は今バンコクに行ってるよ。」

え?いや、聞いてないけど…。

ホストの友達「まあ、部屋は自由に使ってだって。」

キツネ子「あ、あら・・・。そうですか・・・。」

軽いな~。彼に身分証を見せてもらったら警官らしい。笑顔で感じのいい人。

と、ここでキツネ子のスマホに着信。ホラーっぽくナンバー無し。これは、おそらく!

「はーい。」

「あ!キツネ子ちゃん?僕だよ~。着いたの?何度も電話してたんやで~!」

現地の友人、ジャリルくんです!おお、たしかに何度も謎の着歴が。鳴ってなかったけど。

迎えに来てくれておりました。

「どこにいるの?今、そっちに行くから。」

 

そして4年ぶりにご対面。

うっおおぉうぅ!

イケメンに磨きがかかってさらにパワーアップしている…っ!!

昔は髪が肩くらいまであったけど、短くなって、

あらまあっ♡まあまあまあ♡

ステキじゃないのぉ~♡♡♡

キツネ子のテンション超上がるっていう。

 

そして、彼は幼馴染みのお友だちを連れてきておりました。事前に、「Aちゃんのために独身のお友だちを連れて来てくれたら嬉しいな♡」とは伝えてたけど、

 

そのお友だちとAちゃんの恋が始まらないのは歴然。

人の良さそうなぽっちゃり男子。

おそらくAちゃんのテンションはグッ↓と下がったことでしょう。

 

とりあえず警官に、このイケメンは友達だということを伝えて、警官の車でみんなでアパートまで行くことに。空港からアパートまでの車窓は、普通に日本とさほど変わらない。ウルムチは普通の都会だと聞いていたけど、うん。あんまり違和感ない。

ジャリルと警官は中国語で話してる。

うそっ、ジャリル、中国語めっちゃ喋れるやんっ!昔、中国語喋れるの?って聞いたらなんか曖昧な返事をしてた。彼は漢民族のことが大っ嫌いなので言いたくないのかなぁと思ってたけど…。

ぺらぺらっすね。

ぽっちゃりのお友達ガッサンくんも中国語で話してる。ジャリルの顔は完全にヨーロッパ!ロシア!って感じなので、中国語を話すとけっこう違和感。

ガッサンは少し浅黒い肌で漢民族の顔でもないけど、ちょい南アジア入ってる系。

もしかして、痩せて超おしゃれにしたら素敵になる可能性もゼロではない…かも…。

時間と金と努力が必要…。

 

そんなこんなで私たちの宿に到着!

AIR bnbで 2泊でJPY5498。

ここは他の宿に比べても超安いのに、写真で見ると部屋はかなり豪華だった。

地図でみると南湖緑色広場やウルムチ公安局の近所。

アパート駐車場の守衛さんから部屋の鍵を受け取って(おおらかですね…)、建物のおもーい鉄みたいな扉を開けると薄暗い廊下。廊下にいくつか部屋の扉が見える。この廊下は住人共通の場所。1階手前のドアがキツネ子たちの宿でした。

 

中に入ると…

おお!写真で見た通りー!

ベルサイユ宮殿の調度品ぽい家具たち!

白を基調とした、薔薇模様♥

リビングと、二つのベッドルーム。
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ゲストルームは真紅のベッド。

ラブホなかんじはしません。部屋がトータルコーディネイトされておりますから。

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もう一つのベッドルームはホストの部屋だからここでは寝ないように、そしてチェックアウトは鍵を駐車場の係りの人に渡してくれたらいいから、と言って警官は出ていった。簡単だね。

 

とにかく!今は14時くらい。お腹も減ったしなんか食べに行きたい。けど、その前に!

晦日ウルムチからカザフスタンアルマトイへ移動するバスの予約をしたいんだな。

なんせ、その2都市を結ぶ24時間移動の長距離国際バスがあるってことは調べて分かったけど、どうしても予約サイトやスケジュールのHPにたどり着けなかったのだ。事前にジャリル君に聞いてもよく分からないようだったし。

だいたい、年末にバス出てんのかよー…っていう、

それすら謎。

 

で、ジャリルに相談。

キツネ子「アルマトイ行きのバスのチケットまず買ってからご飯いこ!」

ジャリル「アルマトイ行きね~。チケットどこで買えるかな~?」

って、おい。

ゴルァ!!

調べといてってお願いしただろ!

(って心の中で叫ぶ)

ジャリルとガッサン、ウイグル語で何やら相談中。

んで、二人、iPadスマホで検索し出す…。

「ねぇ~、ガッサン知ってるか~?」

みたいな。コノヤロー。

なんと要領の悪い…。一様に襲う不安。

だいたい年末年始にそのバスなかったらカザフスタンから日本まで帰る飛行機予約してんのどうなんねん。

そんなウイグルボーイズのやりとり30分ほど。

今になってこの時間か・・・。イラつくなー。

 

で。

 

ジャリル「チケットは明日の朝に買いにいこう。」

場所知っとるんかい!!💢💢

キツネ子「え、え、買える?売り切れてたりしない?12/30に出発するのある?」

ジャリル「うーん、わからへんけど、たぶん大丈夫やで♪」

おいーーーー!

てきとーすぎる!

さらにムカつく外国人の

関西弁!

ジャリル、こんなヤツだったっけ…?

 

とりあえず今日はチケット売り場がもう閉まってると言い張るので、明日の朝イチで購入することに決定して、いざ町へ!!