ウイグル・カザフ⑮カザフ的ウルルン滞在記その2
アバイの家は庭付きの一軒屋だった。
家に入ると廊下、部屋に鮮やかな絨毯が敷き詰められている。シルクロードの国ってかんじ。
靴を脱いで、おじゃましまーす。
広い客間のような部屋に通されると、真ん中に大きなローテーブルがでーんと置いてあった。このお家は床に座るけれどテーブル付きというパターン。
家にはグレーのふわっふわな猫さんがいて、名前は雨雲ちゃん。(の、カザフスタン語)
絨毯、気持ちいいんだろうな~。
絨毯の色の組み合わせも可愛い。キリムっぽいけど違うみたい。
テレビをつけるとホームアローン。お正月の定番映画なんだって。
お母さんがテーブルに料理を運んできた。それにしても、どれもめっちゃ美味しそう!このお家の料理の量が一番多かった。
昼から永遠と食べ続けてるけど、カザフスタンの正月も食べてばかりで日本と一緒だな。
お料理、出てくる出てくる。😆
あれ?ところでイスラム教じゃないの?と聞くと、
イスラム教だけど1月1日はお祝いするし、クリスマスもお祝いするし、あんまり宗教のことは気にしてないとのこと。
豚は食べないけどって言ってた。
なるほどー。
日本の仏教徒がクリスマスパーティーするのと同じ感覚みたい。
ところでイスラム教の国で恋愛はどうなのかと聞いてみると、17歳のお姉ちゃんは彼氏がいるとのこと。クラスメイトでもう2年のお付き合い。写真を見せてもらったけど、西洋系のイケメン!
キツネ子「お父さんとか彼氏のこと何も言わない?」
お姉ちゃん「親も知ってるし、特に大丈夫なの~。」
と恥ずかしそうに笑うお姉ちゃん。
妹ちゃんも、彼氏なんていないよ~とこちらも恥ずかしそう。
猫さんと遊ぶ美少女 ↓
アバイは、
「僕は男子校だったんだ。今は大学だから女の子もいるけど、女の子と話すのはまだ緊張するんだ・・・。」
なんと。
こんな赤裸々に言ってしまうのね。
シャイで可愛いったら。
そして
相変わらずの正座スタイル。
ところで彼にはお姉さんがいて、今は韓国に留学中。やはりこの家はお金持ちっぽい。スカイプでお姉さんにテレビ電話すると、
おお!超キンパツ!
(に染めてる。ここの一家は全員黒髪、黒い目)
韓流アイドルみたいにメイクもばっちりだし、きれいな顔だし、人気者だろうな~。
そして、超早口の英語で喋るのでキツネ子はちょっとついていけませんでした・・・。
なんで韓国に留学したの?
と聞くと、
本当は日本が良かったんだけど、日本は物価が高いから無理だったんだって。
そうかぁ。
韓国のほうが物価は安いもんな。でもカザフスタンと日本の物価はそんなに変わらない気がするが。昨日のレストランは安かったしね。
1時間くらいたってお客さん登場。以前、アバイの英語の家庭教師だったアメリカ人のジョジョ。ものすごくフレンドリーで、英語の先生なのでキツネ子たちとも簡単な会話で話してくれて大助かり。今は高校の英語の先生らしい。アバイの家は慣れてるようで家族とも仲良し。
しばらくして、アバイの7歳の妹ちゃんが花火をしようと言い出した。
おお、しようしよう、またロケット花火かなと思ったら、大きな線香花火をみんなに配りだした。
で、部屋の電気を消して、
家の中で花火点火。
え?
ヘタしたら家、燃えない?
しかも床はウールの絨毯・・・。
さらにこの花火、手元ギリギリまで燃えてくるからけっこー熱い。(笑)
ジョジョも加わって盛り上がり、結局22:30くらいに家路に着くことに。ここでもお母さんからプレゼントをいただきました。
ジョジョ、アバイ、キツネ子とAちゃんで、タクシーで昨日行ったGorvement houseの辺りで降ろしてもらって4人で歩く。
「カザフスタンはタクシーもそんなに高くないから、交通の便はいいと思う。」
とアバイ。
うん、でも5分くらいで1500円くらいだったらそんなに安いわけでもない気もするが・・・。(まぁキツネ子たちは払ってませんけど。)
ジョジョが明日何するの?と聞いてきたので、町歩きすると答えると暇だから昼から合流して案内するよ、ということになって本日は解散!