ウイグル・カザフ⑰shopping、最終日
さて…。なんたかんだで最終日になってしまった。
本日はジョジョがショッピングモールへ案内してくれるとのこと。
(他国に在住してる人って、ほんとけっこー暇だよなあ…。)
どーしても毛皮がほしいー!
お昼前にジョジョが宿泊先に迎えに来てくれた。
昨晩雪が降ったので、いいかんじに雪化粧の町。
アルマトイの公園や町中の街路樹の脇に突然出現する動物たち。(リアルな像)
初日の夜、道路の横に浮かび上がる鹿を見たときマジでびびった。
カザフスタンの雪はまん丸の形でぽろぽろと降ってくる。ジョジョ曰く、ベイビースノーと言うんだって。てゆーか、これがあられか。
(あんまり雪に馴染みがないもんで・・・。)
カラフルで可愛い街並み
日本もこんな色合いの街があってもいいのになー。
なんかええ感じのお二人 ↓
少し歩いた後、タクシーを拾ってブランチへ。この時にジョジョからカザフスタンのタクシー事情について教えてもらう。(前に触れた、民間人のやってるやつ)
ジョジョはつたないロシア語で運転手と交渉。キツネ子とAちゃん、後ろで応援。
安くなれー。
3台目くらいで折り合いがつき、ロシアンレストランへ。せっかくなんでロシア料理食べたかったの。昔、三ノ宮で取引先のセクハラロシアンじじいと一度食べたとき、そんなに美味しいとは感じなかったけど。
ジョジョが何度かか行ったことのあるというロシア料理屋さん、お庭のあるアットホームなお店へ到着。
とりあえず、ボルシチ、ラグメンなどを選んでジョジョがロシア語で注文。
しかし、店員さんはジョジョのロシア語が分からない様子。頑張ってロシア語で注文するジョジョ…。
女性の店員さん二人がクスクス笑う中、必死の彼。
もう英語でいいのに…。
(英語通じるレストランだったし…。かっこいいとこ見せたかったんだろな…。)
さて、お味はというと、まあまあ。キツネ子にロシア料理はそんなに合わないのかも。不味くはないけどね。
ちなみにこのレストランのトイレは庭に出て外の建物にある。トイレに行く途中ガラス張りの厨房を通りかかると、シェフがまるでうどんを打つように麺を伸ばして打ち付けていて、おもしろいのでムービー撮ってたら恥ずかしがってた。
羊らしき肉の塊を発見。解凍中?
食後はショッピングモールへ。タクシーを拾って、MEGAというアルマトイで一番大きなモールへ。
中に入ると、おお。アジアによくあるかんじのでっかいモール。
日本でもよく見るブランドとか、海外のファストファッションのショップとか。
昨日行ったショッピングモールとは違い、若者が大勢。
そして…
服が高い。
ZARAも日本より割高かも。
ネットで昔見たけど、ロシア人って服にすごくお金をかけるらしい。(そして、ここはロシアじゃなくカザフスタン…。ロシア人いっぱい住んでるけど。)
「カザフスタンは本当に服が高いんだ。」
と、ジョジョ。
うん、ほんとに…。
中高生に見えるティーンたちも買い物に来てるけど、お金持ってるんだなあー。さすが中央アジアの金持ち国家。せっかくなので、とりあえずキツネ子はニットなど数点購入。
Aちゃん「Aは海外に来たらMANGOではけっこう買うねん。」
キツネ子「え。日本にもMANGOあるやん。」
Aちゃん「え?そうなん…?」
知ってよかったね。
(確かに大きな都市にはあんまりないかも。)
このモールにはりんごの木のオブジェ、熱帯魚の大きな水槽などインスタ映えスポットがたーくさん。
この時はインスタなんてまだなかったけど。
(そして今もやってない。)
毛皮を見つけられなかったので次のモールへ移動することに。
2件目のモールはもう少しファミリー向け。ここでも雑貨とかいろいろ購入。毛皮は微妙なのしか置いてなかった。
最後に町中の毛皮の専門店へ。ここ、路面店で見るからに高級そう。英語のできる上品な店員さんが案内してくれた。店に入った時点で場違いな予感が…。
「まあ。日本人ですのね。韓国人はよく来ますのよ。」
と、店員さん。
店内には、まあ見るからに上質なファーが密集したコートがずらーり。お値段も相当なもの。
80万円以下のとかなかった気がする。
素敵なのもあったけど、恐ろしくて試着すらしませんでした。そして店を後にする。
夏になると、毛皮は安くなるらしい。なので、もし夏にカザフスタンに行くことがあれば、その時にもう一度探してみよう…。
時刻は夕方。そろそろ帰路へ。
ユキヒョウかしら。
夏になると花が咲きだれるという公園。町に公園がいっぱいあったから、ぜひまた行ってみたい!
婦人軍?なんだろう・・・。
さむーい。
何度も行った宿泊先近くのスーパー。紅茶の缶とか可愛すぎてお土産用にたくさん購入。オルゴール付の缶もあったよ。
キツネ子とAちゃんのフライトは夜の23時55分。
3人で宿泊先に戻り、キツネ子がまずシャワーするから、二人で会話を楽しんでねと気を利かす。
最後だしなあ…。
短い恋…。
キツネ子がバスルームから出てきて、日本語でなんかあった?
とAちゃんに聞くと、
「ううん、特に何もないで。喋ってただけ。」
とlowテンションなAちゃん。
しばらく3人で部屋で喋って、もうそろそろほんとに準備でバタバタするということで、ジョジョとの別れの時。
ジョジョ、本当にありがとう。カザフスタンでは本当にいろんな出逢いがあって、ジョジョにもたくさん助けられて楽しい思い出ができた。
本当に出会ったみんなに
感謝感謝感謝!
ジョジョのリュックから手分けして持ってもらっていたキツネ子の購入物を受け取り、いざ、さようなら。
Aちゃんは、「下まで見送ってくる」と言って一緒に出ていった。
15分くらいしてAちゃんが戻ってきたので、どーやった?と聞くと、キスしたとのこと。
ふむ。そうか…。
これからどうするんだろう…。
とにかく、Aちゃんにもトキメキがあって良かった。女同士の旅行はこういうのがあるから楽しいんだし!
その後、Aちゃんとジョジョは遠距離でお付き合いをすることに…♡
今夜の晩御飯は、スーパーで買ったポロ(ピラフ)と小さな饅頭。お腹減ってなかったし。ポロはめっちゃ美味しそうに見えたけど、羊肉だった。
ぅうッ。
独特の臭み…。
そしてパッキングをしているときに気づいた。
購入したニットが一枚ない!
いそいでジョジョに電話。
ジョジョ「僕のリュックには入ってないよ。」
うそだろー!!
モールで荷物を預けた時に返却され忘れたのか…?自分で持っておけばよかった!
くっそー!
絶対ジョジョが持ってたのにっ。と恨んだけど、もう後の祭り…。
時間になったので部屋の鍵を言われた通りに棚の上に置いて、退出。
アルマトイの空港まではアバイがタクシーを手配してくれていた。ここから30分くらいらしい。
アパートの角で待っていたタクシーに乗り込み、空港へ向かう。アルマトイの夜の町並みの素朴なイルミネーションを見ながら、ああ、本当に終わっちゃうんだなあ。って寂しく思った。
ここまで言葉が通じない旅は初めてだったかも。町中の看板の文字もさっぱり分からなかったし。ウイグルから冒険したよなあ。
アルマトイの空港へ着いて、
ショボさにがっかり。
免税店ない。
国内線乗るくらいのシンプルさ。
2時間暇。
喉が乾いたので水を買ったら、
500ミリペットボトルが2,000円くらい…。
うわーん。
みなさんも、もしアルマトイの空港に行くときは気を付けてくださいね。