台湾・台北②九フン
変身写真を終え、次のスケジュールは九フン。
とりあえず台北に来たら行っとくとこだし。
お昼を食べていないのでとりあえずどこかで食べたいところ。
台北市内から九フンへ行くにはバスが一番ラクそうなのでバス乗り場がある忠孝復興駅へ。15~30分間隔で出ているそうなのでそのあたりで遅めのお昼を食べよう。
忠孝復興駅についてまずバス乗り場をチェック。バス停がいくつかある大きな道路沿いをうろうろ探していると、おっさんが話しかけてきた。
おっさん「九フン行くならタクシーがいいよ。バスは遅いから。」
キツネ子たち「バスで行くからいいです・・・。」
おっさん「4人集まれば安くなるよ。君たち3人、後1人はすぐに見つけるから。」
うざいなー。乗らないって言ってるのに・・・。
おっさん「バスに乗ると一駅一駅に停まるから2時間はかかる。タクシーなら45分で着くよ。」
そしてラミネートされたバスの停車駅が書かれた路線図を見せてきた。
確かに停車駅はいっぱい書いてあった。でも、ネット情報では1時間半くらいって書いてあったけど。
おっさん「4人集まれば2000元になるよ。時間がかかるから絶対タクシーがいい。」
めっちゃ強引だし、必死。
つーか、4人集まっても8000円くらいだから1人2000円になるじゃん。バスなら500円しないのに。
無視して歩いているとなんか怒りながらしばらく着いてきたおっさん。
こわいなー。うざいなー。
バス乗り場を確認して、ご飯屋さんを探す。めっちゃ現地人で長蛇の列ができている小さなお店があったけど、並んでいる暇がないのでその近くにあったご飯屋さんへ。
そこは小さなお店で、壁にメニューと金額が書いてあった。漢字と簡単な英語でどうにか水餃子と餃子を注文。過去に青島でキュウリの餃子が出てきたこともあったので、ちゃんと肉が入っているのかしっかり確認も忘れずに。
このお店、全くお客さんが入っていないのでちょっと不安だったのだけど、出てきた料理はどれも絶品!かなり庶民的な料理だったけど十分満足。そして安い。
お店をやっているご夫婦もすごく感じが良かった。
ちなみにキツネ子は写真館で施してもらったメイクを落とすのがもったいないので、そのままの顔で出かけた。
Aちゃんはつけまつげのみ外しておりました。
超濃い顔で餃子を堪能。
後から写真で見たらほんと恐い。
食べているとお店のご夫婦の親戚らしい女性と車椅子のおばあちゃんが店にやってきた。お店の人が彼女たち日本人なのよ~と言ったらしく、おばあちゃんが日本語で話かけてきた。
おばあちゃんは昔日本人と仕事をしていたので日本語が堪能。何度も日本に旅行したこともあるらしい。今から九フンへ行くと言うと、夜はきれいだからいい時間だと言っていた。九フンには別宅があるらしく、紅葉の季節もおススメとのこと。
台湾に来てから、日本語が喋れる人に数人出会った。特に駅で迷ってうろうろしていると向こうから日本語で「何か手伝いましょうか?」と話かけられたときはびっくり。
めっちゃ親切やん!
軽くご飯を食べ終え、バス停に向かった。バス停には10人ほど並んでいたのでその後に続く。それにしても、気温が低くて寒い。台湾はあったかいと聞いていたのでかなり薄手のジャケットしか持ってきていなかった。先週台北に行った知人が「暑かったから昼間はTシャツだったよ」などと言っていたので安心していたら、日本並みに寒い。台湾の人たち、ダウンジャケット着てるし。
凍えながらバスの到着を待つ。
寒いよ~、バス早く~。
ところが。
待てど暮らせどバス来ない。並び始めてから45分経過。30分に一本も来やしない・・・。時は既に17時をまわっていて、帰宅ラッシュなのかも?
みんな、大通りの向こうからやって来るバスが見えるとテンション上がるのだが、九フン行きの番号じゃないのを見て落胆するの繰り返し。
「もうちょっと待ってみよう・・・。」
不安と寒さで震えながらもう30分たった頃、諦めて電車で行くことに。
バスを待っている間、数時間前にキツネ子たちに怒ってきたタクシーのおっさんがまた行列に一生懸命客引きしてた。みんなガン無視。(ほぼ中国語喋る人たちだった。)
さあ、ここからいっぺん台北駅に行って、そこから瑞芳駅へ、そっからバス。
台北駅が広いので15分くらい迷い、よく分からない感じでなんとか切符を買ってテンション低い3人は瑞芳駅へ向かった。途中、車窓から雨が降っているのをみてさらにテンションが下がるキツネ子たち。
瑞芳駅に到着するともう真っ暗。傘もないので駅の横にある文房具屋さんみたいなところで雨合羽を購入。キツネ子はTOMS SHOESを履いていたため既に雨が靴下に浸透。なので靴下のようなビニールも購入し、占めて400円くらい。寒いからカッパで少し暖がとれるかしら・・・。
雨の中バス停で10分くらい待つとバスが来たので乗車。ちなみにバスはガラガラ。10分くらいすると赤いちょうちんが見え出した。この辺が降車駅っぽいところかな、と思って降りてみた。
バスを降り立ったものの、なんだか山へ行く途中の坂道の道路。
人通りもほとんどない。暗いし。
とりあえず登ってみるか・・・。
途中、なにやら美味しそうな屋台を発見して食べることに。イカのおやつみたいなやつ。一瞬だけテンション上がるものの、完食後すぐにまた無口になる3人。
人がぱらぱら見え出して、どうやら観光地に着いたらしい。
人通りがほぼないアーケードを進む。
犬・・・。
まるで錆びれた商店街。お店、ほとんど閉まってるし。時刻は20時前。閉まるの早くないか?京都の観光地並みに早いのか?
とりあえず、あの有名な「千と千尋の神隠し」のお茶屋さんを見に行くか・・・。
ここに言った人は必ず、人ごみを掻き分けながら階段を登って必死で写真を撮るって聞いていたけど、余裕で登れるね。
人いねえなあ。
雨で雰囲気出てたかも、ということにしておこう。
それにしてもオーヴ写真に写りすぎだろ。
恐いわ・・・。何の霊だ?
そしてカッパ+厚化粧の女も恐い・・・。
ともあれ、ちょうちんは幻想的でしたよ。
一時間ほど散策して、寒いしやることないし、もう帰ろうとバス停へ。
寒さのあまり、マンゴーカキ氷を食べる気にもならない。
道中でかい猫発見。
シュールだなあ・・・。
山を少し下って道路に出るとバス停発見。
タクシーのおじさんが声をかけてきたけど断って屋根のあるバス停で待機。数分でバスが来た。
さっきの瑞芳駅からまた電車か・・・めんどくせーな、と思ってたら行きしに乗れなかった台北市内行きの番号だったので、ラッキー!キタキタぁ!!と乗り込む。
ちなみにガラガラだったので、広く座ってやっと心が落ち着いてきた。
道中、体も温まりだしたので台北に着いたら夜市に行って晩御飯を食べることにした。
台北市内には1時間ちょいで到着。そして各駅停車じゃなかった。町中に入ってきて数か所停まっただけ。あのタクシーのじじい、嘘ついてたな。なにが2時間かかるだ。
(まあ、時間的に空いてたのかもしれないけど。)
比較的ホテルの近くにある小さめの夜市を目指し、電車で少し移動することに。台北市内は雨が降っていなかったけど、キツネ子は保温のためカッパは着たまま。だってマジで寒い。日本だったら絶対しないけど、ここでは知り合いに会うことないし、もうどうでもいい。
けっこう乗車率の高い電車に乗り込むと、キツネ子の前にいた女子高生(中学生?)が目を見開いて隣の子を肘でつつき、「ちょっと!この人の顔を見て!」というジェスチャーをしていたのをキツネ子は見逃さなかった。
分かっているよ。
すんごいどギツイ化粧してカッパ着てる女、見たらそうしちゃうよね。
いいよいいよ、分かっているよ。恥ずかしいけど。
駅に到着して南機場夜市へ。
なかなか賑わってる。ほほー、これが夜市か。お腹空いた~、でも何食べたらいいかよく分からないのでうろうろ。
めっちゃ美味しそうな玉葱焼き(?)を発見。
これ、行列できててかなり美味しかった。おばちゃんの手さばきはプロ。
臭豆腐、食べてみようと思っていたけどあまりの臭さに売り場から撤退。