キツネ子的地球の歩き方

女ならではの海外旅行記でございます♪ 後悔NG! やりたいことやっちゃえ!

ウイグル・カザフ⑭カザフ的ウルルン滞在記その1

さーて、新年!2015年1月1日。

遅くに帰ってきたのでゆっくり寝て、お昼にアセットの家に行く約束。

ウイグルのパンが残っていたので少し食べて、11時くらいに出発♪

 

宿泊先の近く。

クリスマス気分の元旦♪ 

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そして地下鉄の駅への道中の花屋さんで、お土産にバラを1輪ずつ購入。

テレビで、カザフスタンの人は特別なことがなくてもお花をプレゼントするのが日常だってやってたし。

アルマトイにはお花屋さんがいっぱい。冬なのに本当に色鮮やかなお花がいっぱいで、青いバラもあった。

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アルマトイの地下鉄はシェルターの役割もしてるから、とっても広くて地下深くにある。

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長いエスカレーターで地下へ潜って行く。

元旦だからか、人は全然いない。

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緑の窓口のようなカウンターでおばちゃんから切符を購入。またスノーヴィムゴードン!って笑顔をいただきました。

 

アセットに教えてもらった通り、最寄り駅まで地下鉄で行って、そこからトラム。

トラムはなんかよく分からなかったので運転手さんにメモを見せると

「うんうん、これに乗れ。」

みたいな様子だったのでとりあえず乗車。

 

しかし駅を進んで行くにつれ、なんだか不安・・・。

教えてもらった駅の名前が出てこない。

だいたい英語表記もないし、耳で勝負。なんどかアセットに電話してみたけど、回線自体繋がらない。

ドコモー!

カザフスタンは範囲外なのか?ショートメッセージはかろうじて送れたり送れなかったりだったんだけどなぁ。

運転手さんの横に行って、降りるところを教えてもらって、とりあえず降りたけど・・・。

(アセットに教えてもらったのは駅の名前ではなかったぽい。)

駅に着いたら電話するねって言ったけど、電話が使えないっていう。

辺りをうろうろしたけどどうしようもない。英語も通じないし。12時に行くねって言ってたのに、トラムの駅にアセットいないしさー。

 

もう会えないのかもしれないなぁと思っていたとき、向こうに2人のお巡りさんが歩いているのを発見。

追いかけて行って、メモを見せ英語で道を聞く。

 

キツネ子「ここに行きたいんですけど。」

お巡りさん「○x△○▽▽○x○」

 

あー、やっぱ何言ってるのか分からないや。

でも、なんとかしたいっ!

キツネ子はスマホを見せて、これ使えないから、あなたの電話でこの番号に電話してくれと、ジェスチャーと英単語で伝えると、なんとか分かってくれたみたいで自分のスマホを出してくれた。

そしてアセットに電話が通じて、迎えにきてくれるっぽいことに。

おそらく、

「なんか謎の外国の女に電話してくれって言われたのだが・・・。」

みたいなかんじだったんだろうけど、なんせ良かった!

警察?と聞くと、勉強中の軍人の卵さんたちでした。

制服がめっちゃカッコいい!

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10分ほどするとアセットが幼い娘さんと迎えにきてくれて、学生さんにお礼を言っていざアセットのお家へ!

 

迎えにきてくれたスーパーの裏手の団地がアセットのお家。年数はけっこう経っていそう。エレベーターは無くて階段で上がり、5階くらいだったかな。

 

家に入ると、ショートヘアの奥さんが笑顔で迎えてくれて、キツネ子たちはバラと日本のお菓子をプレゼント。

リビングに案内され、座ってね、というジェスチャー

リビングは8畳くらいで、赤いきれいな分厚い絨毯が敷いてあり、壁側に子供用のおもちゃの家や人形が。部屋の中はとっても色鮮やか。

奥さんが食事用のクロスを持ってきて絨毯の上に広げた。

テーブルは使わないみたい。

 

アセットには3歳と1歳の女の子がいて、おとなしくてとってもおりこうさん。

そして、なんと3歳のアイナスちゃんがお料理のお皿をキッチンから運んでくるのです!

これにはびっくり。

日本の3歳の子どもは、しないんじゃないかな。キツネ子には子どもがいないので詳しく知らないんだけど、少なくとも2歳の甥っ子は絶対にしないはず・・・。

 

お料理はどんどん出てきて、一部はベランダから登場。

とっても寒いから冬のベランダは冷蔵庫代わりにもなるよね。

元旦に押しかけて来ちゃって、本当に良かったのだろうか。

昨日会ったばかりの赤の他人だし、これが日本だったらめっちゃ迷惑でしかないよな。

 

お料理が揃って、みんなでお昼ご飯をいただくことに。

どれも美味しかったけど、特に牛肉のポロ(ピラフ)と、オリヴィエサラダ(ロシアのマヨネーズで和えたサラダ)が美味しくて、いっぱい食べてしまいました。

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ちょっとお皿が空になると、

「どんどん食べてね。」

 と、また追加でお料理が運ばれてくる。そして、カザフスタンの人たちはとにかく肉を食べると聞いていたけど、ハムやソーセージ類が本当にいっぱい出てきた。

キツネ子的にはハム系の味はそんなに好みではなかったけど。いったい何の肉だったんだろう。

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会話は英単語と、筆談の漢字。

さらにアセットが携帯の翻訳機能を使って英語でも会話できた。

アセットが、

「甥っ子は英語が話せる。」 

と伝えてきた。へー、そうなんだ。昨日出会った人はほとんど英語を話さなかったけどなぁ。

 

リビングの一部は20センチくらい上がった段があって、どうやらそこがベッドらしく、端に布団がきれいにたたんであった。昔の日本でいう室内にある土間みたいなイメージ。

そっちの壁にはアセットと奥さんの結婚式の写真が複数飾ってあった。ウエディングドレス、民族衣装、あと奥さんのみ日本の着物を着ているものあった。聞いてみると、結婚式の撮影は何パターンか撮るらしく、着物の衣装もあったんだそうな。

 

ご飯が終わって娘さんたちと遊んでいるとお客さんがやってきた。女の人と若い男の子。さっきアセットが話しをしていた英語が話せる甥っ子だった。

あー、なるほど。

だからさっき彼の話をしてくれたのか。


甥っ子は大学1年生でとってもきれいな顔をした、鼻の高いアジア顔。優しい目で、日本にいたらこの子も絶対モテるだろうな~。

「はじめまして。アバイです。日本から来たって聞きました。」

わー!

きれいな英語を話す男の子。

なんだかすごく安心する。

で、恥ずかしそうな笑顔と、膝を揃えてきちんと正座している姿が可愛いー♥

 

そしてアバイのお母さんも英語を話す。仕事で英語を使うんだって。キャリアウーマンなのかも、でも恐そうな感じは全然しない。

二人が少し滞在した後、さあ、親戚の家へ行くよってことになった。

え?

キツネ子たちも?

「あの、私たちも?」

「そうだよ、みんなで行くんだよ。」

え、ええ!?

アセットの家にも元旦からお邪魔してるのに、親戚の家にも!?😲

さらにアセットの家を出るとき、奥さんがラッピングした包みを手渡してきた。

えっ!プレゼント!?

いいです、いらないです、そんな・・・と思ってNO,NOと手を振ったけどいいからいいから、と言われて受け取った。😓

後で空けてみるとKENZOのスカーフだった。😊

 

さあさあ行くよ、とアバイとお母さんに車へ誘導された。アセットたちは別の車で行くとのこと。

車で15分くらい町中を進んで、また別の団地についた。アセットのところより少し新しそう。

ここではけっこうな人数で元旦をお祝いしていた。日本のように、元旦は親族で集まるようだった。

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 このお家にはダイニングテーブルがあって、絨毯の上でご飯を食べるシステムではなかった。 

それにアバイの従妹の12歳と17歳の女の子がいて、彼女たちも流暢に英語を話した。特に妹ちゃんは浦浜アリサちゃんに似ていてめっちゃ可愛い。

 

キツネ子「昨日は英語を話す人にほとんど出会わなかったけど、あなたたち普通に話すねー。」

姉妹「私たち、学校で英語をいっぱい勉強してるから。それに英語の家庭教師もいるよ。」

キツネ子「学校でみんな英語をそんなに勉強してるの?」

姉妹「私たちの学校は英語を習う時間が多いのかもしれないなぁ。」

とのこと。

そうか・・・。

昨日のヨシミツたちときたら・・・。

アバイの7歳の妹でさえ、ヨシミツよりも会話できてるし。(笑)

 

ここでも食卓には豪華なお料理がいっぱい。

肉、肉、肉!

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そして、食べて食べて~と勧められる。さっきめちゃくちゃ食べてきたからお腹いっぱいなんだが・・・。それでもせっかくなのでいただいたけど。

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ふと、コップに入ったクリーム色の飲み物に目が入った。

キツネ子 「これは何?」

お姉ちゃん「馬乳酒。飲んでみる?」

キツネ子「お酒はあんまり飲まないから、いいや。」

お姉ちゃん「あ、でもこれは子どもが飲むお酒だから大丈夫だよ~。」

 馬の乳・・・。

でも子どもが飲むのならと飲んでみるか、と飲んでみると、

うっ。

酸っぺえ

今まで飲んだことのない味で、

とにかくめっちゃマズい。

イメージでモンゴルの人とかも飲んでそう!そのあたりがルーツの人もいるんだろうしね。アセットのような西郷隆盛系、欧米系、アジア系などいろんな顔の人がいる。

ちなみに。

日本と比べると男女共に美形率がかなり高い。

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 後からさらに入れ替わりで誰かがやってきたりと、ワイワイ楽しいパーティーが続いた。

親戚いっぱいくるんだね~と言うと、

「あ、でもあの人は近所のおじさんだよ~。」

とか。そして近所のおじさんもとってもフレンドリーに話しかけてくれる。

 

かれこれ滞在3時間もしてて、いいのかしら・・・。と思っていると、

「この後は僕の家に来てね。」

とアバイ。

ええ!?さらに?

さらにお呼ばれされた!😲

 

帰り際にこの家の人がまたプレゼントをくれた。中身は可愛いマグカップ。どうやらカザフスタンではお正月に来てくれたお客さんにプレゼントを渡す習慣があるみたい。

そして、アセットの家族とはここでお別れ。

アセットにいっぱいお礼を伝えて、従妹の姉妹も一緒にアバイの家に向かった。